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ジャパネットたかたcm ソング ライダー

ジャパネットたかた ライダーとは?

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ジャパネットたかた cm ソング 仮面ライダー - Wikipediaとは?

この項目では特撮ヒーロー番組「仮面ライダーシリーズ」の第一作について記述しています。シリーズ全般については仮面ライダーシリーズを、石ノ森章太郎の漫画作品については仮面ライダー (漫画)をご覧ください。
『仮面ライダー』(かめんライダー)とは、石ノ森章太郎(当時は石森章太郎)が原作者として設定・デザイン・漫画版の執筆等を担当し、毎日放送をネット及び制作局に、NET(現:テレビ朝日、1975年のネットチェンジからはTBSに変更)系にて放送、大ヒットした東映製作の特撮ヒーロー番組の主人公であり、その番組ならびにシリーズ作品のメインタイトルである。制作キー局は関西の毎日放送で制作会社は東映。このコンビでのシリーズは『仮面ライダーBLACK RX』まで続く事になる。
優秀な科学者でオートレーサーでもある本郷猛(ほんごう たけし)は、その能力に目をつけた悪の組織ショッカーに拉致され、バッタの能力を持つ改造人間(サイボーグの一種)にされてしまった。
しかし、脳改造によってその意思を奪われる寸前、ショッカーの協力者にされていた恩師・緑川博士の手引きで脱出に成功した。緑川博士は脱出行の途中でショッカーの怪人・蜘蛛男に暗殺されるが、その遺志を継いだ猛は腰につけたベルトの風車に風のエネルギーを受けて仮面ライダーに変身、ショッカーに立ち向かう。
猛は、オートレーサーとしての師・立花藤兵衛や緑川博士の遺児ルリ子、そしてレース仲間であり実は FBI 捜査官としてショッカーを追う滝和也(たきかずや)らの協力を得て、ショッカーの送り出す戦闘用改造人間である怪人たちを次々に倒していった。
多くの怪人たちを倒されたショッカーは、ライダー打倒のためカメラマン一文字隼人(いちもんじ はやと)を猛と同型のバッタ型サイボーグに改造するが、隼人は脳改造前に猛に救出され新たな仮面ライダーとなった。
こうして誕生した2人の仮面ライダーは日本と海外に別れて戦い、時には共闘しながら、ライダーガールズや少年仮面ライダー隊、多くの仲間たちの協力を得て、改造人間として苦悩しつつもショッカーと戦っていく。
特撮テレビ番組『仮面ライダー』は、1971年(昭和46年)4月3日から1973年(昭和48年)2月10日にかけて毎週土曜日19:30 - 20:00に毎日放送・NET(現:テレビ朝日)にて放送された(全98話)。
本作は『タイガーマスク』をヒントにした作品である[1]。このため逃亡者の仮面のヒーローであることなど両者に共通点がある。しかし従来の覆面もの・超人ものなどのヒーロー作品とは一線を画した「異形」のヒーロー像と、怪奇ドラマ的な演出(吸血鬼ドラキュラに題材を求めたと言うべき、鋭い牙で人間の首筋に噛み付き猛毒のビールスを注入して吸血鬼に変えて操る人間コウモリの登場する第2話など)、そして颯爽とバイクを駆り「ライダーキック」[2]などダイナミックなアクションを見せるスピーディな映像、毎回登場する多彩で特異でグロテスクな怪人たちの表現などが当時の視聴者に衝撃を与えた。また単騎で敵と戦う等身大のヒーローの姿はテレビを見る子どもたちの心をしっかりと捉え、それが社会現象となり「ライダーごっこ」はそれ以降日本の子どもたちの典型的な遊びの一つとなる。特に仮面ライダー2号の登場に際して生み出された「変身ポーズ」は、以降のシリーズのみならず数多くのヒーロー番組に影響を与えた。
本作終了後にも登場人物や敵組織、または時系列、世界観そのものを替え、多くのシリーズが製作された。それぞれの番組は基本的に、主人公となる「ライダー」( = 仮面ライダー)の名称をタイトルとしている。一般にこれを仮面ライダーシリーズという。それらの詳細については仮面ライダーシリーズを参照のこと。
なお、1979年に発表されたシリーズ第6作のテレビ番組名も同じく『仮面ライダー』であるが、新聞や文献等では「(新)」を番組名に付記する方法で第1作とは区別されていた。現在では同作品における主役のライダーである「スカイライダー」を番組名に付記する方法で区別されている。この第6作については仮面ライダー (スカイライダー)を参照のこと。
全仮面ライダーシリーズ中、最も長期間放送した作品であり、未だその記録は破られていない。石ノ森章太郎が原作を担当し、少年向け雑誌「週刊ぼくらマガジン」(後に「週刊少年マガジン」に連載誌を変更)に漫画版の連載を開始した。
第1回の放送の関東での視聴率は8.1%(裏番組に『お笑い頭の体操』があったため)だったが、関西では20.5%を記録。事故による主役俳優の交代を機におこなわれた種々の強化策によって、着実に視聴率を伸ばしていった。9月末頃には平均して関東でも15%、関西では20%の視聴率を超えるようになった。全98話の平均視聴率は関東が21.2%、関西が25.9%(プロ野球中継のため翌週の金曜19:30 - 20:00に振り替え放送された69話(1972年7月28日放送)を除く)、最高視聴率は関東が30.1%(1972年1月8日放送)、関西が35.5%(1973年2月10日放送)。(ビデオリサーチ調べによる)
カルビー製菓(現:カルビー)の仮面ライダースナックに付いていた仮面ライダーカード、ブリヂストン自転車から発売された仮面ライダー自転車、ポピー(現バンダイ・ボーイズトイ事業部)から発売された仮面ライダー変身ベルトといったキャラクター商品も大ヒットし、その商品化権料は12億円に達し、それ以前のヒットキャラクター「鉄腕アトム」、「オバケのQ太郎」、「ウルトラマン」などの商品化権料を凌駕し、当時の過去最高のキャラクターになった。このため仮面ライダーは社会現象として大人向けのメディアにも頻繁に取り上げられた。
番組終了から30年以上経過してもなお、CM出演、ヒーローショー、TVゲーム化、パチンコ・パチスロ台の登場など、人気と知名度は大きい。
「仮面ライダー」の企画は、1970年初頭に書かれた企画書「マスクマンK」までさかのぼる。この企画書ではタイガーマスクへの言及が見られる[3]。心優しい伊達直人がタイガーマスクの仮面をつけると無敵のレスラーになれるという所に子供が憧れており、「自分も仮面をつければヒーローになれる」という願望を持っていることが指摘された。
さらに仮面のヒーローが秘密結社ショッカーと戦うという基本線がすでに決定していたが、主人公・九条剛が普通の体育教師で鍛錬によってヒーローとしての力を得ているなど、当時流行していたスポーツ根性ものの影響が強かった。
次に提出された「仮面天使(マスクドエンジェル)」では、主人公の名が本郷猛に決まり、恩師緑川教授殺害の容疑をかけられた逃亡者という設定になった。また、主人公は高圧電流の事故で特異体質となり、人間以上の力を得るというSF的な設定が加味されている。
この「仮面天使」の企画書はさらにドラマ性が高められ「クロスファイヤー」となる。ここで構想されたストーリーでは、本郷を父の仇と信じるヒロインや、殺人者・本郷を追う刑事などの登場人物が配され、主人公の逃亡者としての苦悩が一段と強化された。主人公の仮面については、怒りの感情が高まると顔に感電事故による十字形の傷跡が浮かび上がり、それを隠すためにかぶっているというドラマチックな設定が加えられている。石森章太郎が原作者として本格的に参加するのはこの段階あたりと思われ、クロスファイヤーの姿などのスケッチが現存している。
一方、石森は自身の作品『スカルマン』をこの企画に応用した「仮面ライダースカルマン」も提案していた。(ちなみに前述のタイガーマスクには「スカルスター」という骸骨の覆面レスラーがいる)。ここで、主人公が敵怪人と同じ改造人間であるという設定が確立し、逃亡者の設定や一部のキャラクターが整理されてよりシンプルな物語としてほぼ完成した。しかし、テレビ局サイドから「モチーフがガイコツ(ドクロ)では営業上の支障がある」との意見が出され、企画はさらなる検討を求められる。ここで石森は、バッタの顔が髑髏に似ている事に気づき、バッタをモチーフにしたヒーロー案を提示。この案も局内には非力な昆虫をモチーフにすることに懸念の声があったが、石森は「バッタは小さいから強く見えないだけで、(昆虫の能力が)人のサイズになれば強い」と説得し、最終的に認められた。マスクのデザイン案は、いくつかの候補を石ノ森が息子(小野寺丈、当時5歳)に見せ、石ノ森自身は一番不気味だと思っていたものがいいと言ったのでそれに決定したという。
以上の経緯により完成を見た本企画は「仮面ライダーホッパーキング」の仮題を経て「仮面ライダー」のタイトルで製作が決定された。また出演者ついては、本郷猛以外の人物はすべて放映と同じだが、本郷猛を演じる役者は近藤正臣に予定されていたが、制作スケジュールの遅れから出演不可能となり、代りに藤岡弘に変更した。
前例のない形式の番組の制作は試行錯誤の連続であったが、第9,10話の撮影中、本郷猛役の藤岡弘がバイクで転倒し、全治3-6ヶ月の重傷で撮影に参加できなくなった[4]。
番組開始早々の危機的状況で、更に第1話の視聴率は、キー局のある関西地区では20.8%とまずまずであったが、関東地区では8.1%にとどまるという厳しいものであった。
ここで番組は、本郷の登場シーンを既存の映像から流用した藤岡の姿と声優の納谷六朗による吹き替えで制作し、変身後のライダーのシーンを増やし、さらに新キャラクター・滝和也の活躍をつなぎ合わせるなどの措置で急場をしのぐことになる。その間に、方向性の再検討と新たな主役について討議された。現存する会議録によれば、原作漫画同様に本郷が戦死する案をはじめとして様々な展開が検討されている。また、関係者内ではライダーを巨大化させるという声もあったと言う。
その結果、「本郷猛は外国のショッカー支部との戦いに赴き、その後を継ぐ新しい仮面ライダーが登場する」という形の新展開が決定し、新主役・一文字隼人には佐々木剛が選ばれた。佐々木はオファーを受けた当初、劇団NLTで同期であった藤岡の役を奪うことになると難色を示していたが、「藤岡が復帰するまでの代役」という条件で引き受けたという。また、主役交代を機にそれまでの反省点が一気に修正されることになる。
舞台をスナックからレーシングクラブに移し、レギュラーヒロインを増やすなどドラマの雰囲気を明るくした。
仮面ライダーのデザインをやや派手なものにして、キャラクター性を強化すると共に、夜間撮影時の困難を避けるため暗闇にとけ込みにくい配色にした。例としては「蝙蝠男」戦の夜間撮影での失敗でライダーの身体に銀のラインを付けるなどの配慮が行われた。
このような経緯で仮面ライダー2号が登場し、番組の中に複数のヒーローが存在する展開になる。また、主役交代に合わせて番組強化策を一気に実行したため、番組強化にありがちな舞台の急変や主人公の性格変更に伴う違和感を払拭できたのは、不幸中の幸いといえる。その後9ヶ月間は2号が主人公となり、地方ロケによる舞台の拡大や、大幹部の投入によるショッカー側の強化などの展開が順調に行われ、番組の人気は急上昇していった。特に、変身ポーズの発明は児童層への影響が絶大であり、脚を開き、両腕を大きく動かしながら「変身!!」と掛け声を叫ぶ2号の変身ポーズはたちまち子供達の間で流行してブームを盛り上げた。
やがて、1972年正月からは藤岡の治癒によって1号ライダーがゲスト出演する「ダブルライダー編」がイベント的に挿入されるようになり、同年4月には一文字隼人がショッカーを追って南米へ向かったという設定の元、スタイルを一新し変身ポーズも得た新1号ライダーが満を持して主役に返り咲いた。
ヒーローが2人いる(ダブルライダー)という展開は、物語世界の拡大をもたらし、次作『仮面ライダーV3』やその後の仮面ライダーシリーズが長期にわたり人気を得る原因となった。2号の登場がなければ、孤独な変身ヒーローを描いた単発作品で終わっていた可能性もある。さらにはこの「複数ヒーロー」のコンセプトは『秘密戦隊ゴレンジャー』をはじめとするスーパー戦隊シリーズに受け継がれるなど、まさしく「怪我の功名」といえるだろう。
また、変身ポーズは、後の仮面ライダーシリーズ、さらには他の特撮ヒーローものにおいて、もはや定番パターンとして受け継がれ、これもまた藤岡の負傷にはじまる主役交代劇が残した思わぬ遺産であった[5]。
この路線変更以降、初期の物語が持っていた仮面ライダーの「異形」という要素は徐々に影を潜めて行った。そして、2号から新1号へ、そして『V3』以降へとシリーズを重ねながら仮面ライダーというブランドのヒーローは徐々に姿を変えていった。ヒーローとして、キャラクターとして、あるいは戦闘に特化した姿としての洗練されたデザインになっていったのである。
その一方で、番組初期のテーマであった「改造人間の苦悩」というテーマも一文字や帰国後の本郷が、わずかに苦悩をうかがわせる形とはいえ残り、そして後のシリーズにおいても様々な形で取り上げられている。
現在の視点で見れば不自然な演出や矛盾した展開も多いのは否めないものの、それを補って余りある魅力を見せ、そして現在の特撮ヒーローの原型となった事は大いに評価出来る。
1948年8月15日生まれ。世田谷区出身。城南大学(1話のみ城北大学と呼称)の生化学研究室所属の科学者で、オートレーサーでもある。
IQ600、スポーツ万能の超人的な才能をショッカーに見込まれ改造人間にされたが、脳改造寸前に脱出しショッカーと戦うことを決意した正義漢である。本来は明るい熱血漢であるが、自分が通常の人間ではないということに強い苦悩を抱いており、そのために仲間達と一歩距離を置いている印象がある。
第13話を最後に海外へわたり、主にヨーロッパ支部のショッカーと戦うことになる。そして第40話で死神博士を追って一時帰国。何度か帰国して一文字隼人と共闘。第53話から再び日本でのショッカーの戦いに身を投じる。これらの戦いの経験を経てからは、ショッカーを倒すという強い使命感から精神的にも成長を遂げ、戦士としての苦悩を心の奥に封印して、仲間たちにも心を開きながら戦うようになった。また以前に比べて熱血漢然とした側面も強く見せるようになっている。
※OP字幕テロップの配役紹介では「本郷猛、仮面ライダー/藤岡弘」または「一文字隼人、仮面ライダー/佐々木剛」とされ1号、2号の明確な区別はなかった。劇中でも変身後も互いに「本郷」「一文字」と呼び合っており「2人の仮面ライダー」と言う扱いだった。全てにおいて明確に区別されるのは次作「仮面ライダーV3」からとなる。
1949年10月10日生まれ、国籍は日本だがイギリスのロンドン出身。外交官の父、一文字博之と母、一文字スミの間の子として生まれる。ロンドンで育ったフリーカメラマン、左利き(演じた佐々木剛が左利きだったので、それに合わせたとされている)。設定では、カメラマンとしてレースを取材したのが縁で、改造前から本郷とは面識があったとされている。
父の仕事の都合上、世界各国を飛び回り6ヶ国語が堪能になる。ちなみに両親は1971年に飛行機事故で2人とも逝去している。ロンドン美術大学では写真学部に身を置いていた。柔道6段空手5段の腕前を持つ格闘技の達人でもある。
その能力と素性をショッカーに見込まれ、第二の仮面ライダーとして改造されるが、脳改造前に仮面ライダー・本郷に救出されショッカーとの戦いを決意する。本郷と比べると陽気でユーモラスな性格で、仲間に対しても心を開いているように見えるが、改造人間としての苦悩やショッカーへの怒りは強い意志で内に秘めている。他のライダーたちと比較しても目に付くほどの大の子供好きで、クラブに出入りする五郎少年を弟のように可愛がっている。
オートバイの腕前は元々レーサーだった本郷には及ばなかったが、立花レーシングクラブで鍛えられショッカーのオートバイ部隊とも渡り合えるほど向上しており、本郷、風見共々「レースに出場すれば間違いなく優勝できた」と立花に評価されている(『仮面ライダーX』第9話)。第52話を最後に、日本の守りを本郷と交代し南米へ旅立った。その後も何度か帰国してダブルライダーとして戦っている。
旧2号時期よりも芝居気が目立つようになり、日本に現れる時はいつも唐突にタイミング良く登場している。このあたりも事前に何らかの連絡を入れて帰国する本郷とは対照的である。
普段着については、帰国時が特に派手なファッション(ブラウンカラーのレザージャケット、黄色が強いライダースーツ等)が多いが、『V3』以降での客演は黒のトレーナーなどラフな服装が多くなる。
全話に登場。本郷猛のオートレーサーとしての師。本郷の秘密をもっとも早く知った人物で、仮面ライダーの協力者として物心両面から支援する一方、トレーナーとして戦闘訓練にも立ち会い仮面ライダーの実力を引き出した。当初はスナックアミーゴを経営していたが、本郷が日本を離れるのと同時期にバイク用品店「立花オートコーナー」を開業し、立花レーシングクラブを立ち上げた。一文字隼人や滝和也、レーシングクラブの女性メンバーたちに対しても父親のように接し、ショッカーとの戦いやレース活動のリーダーとして若者たちを指導した。やがて、少年仮面ライダー隊を組織するとその会長に就任し、仮面ライダーへの支援にいっそうの力を入れるようになる。トレーナーとしての指導力はショッカーからも一目置かれており、死神博士がライダーとの最終決戦にあたって自身のトレーナーとするため組織に招請するほどの実力を示していた。自身もショッカーの戦闘員と渡り合える程度の実力があり、怪人に対して啖呵を切るシーンもある。
ゲルショッカーが壊滅した後も、歴代の仮面ライダーの後見人となり、仮面ライダーストロンガーまでの7人ライダーがデルザー軍団を全滅させるまで、その戦いを支援し続けた。[6]
当初、本郷や一文字からは「立花さん」と呼ばれていたが、31話より「親父さん」と呼ばれるようになり、レーシングクラブ員や少年ライダー隊のスタッフからは「会長」と呼ばれていた。ファンの間では「おやっさん」と呼ばれているが、これは劇中で使用された通称ではなく、本郷猛を演じた藤岡弘の癖のあるイントネーションで「親父さん」がそう聞こえることから、後年ファンの間で愛称として定着したもの。
立花を演じた小林昭二は『ウルトラマン』でも隊長役を演じ、代表的な二大特撮ヒーロー作品で重要なポジションをつとめている。
1話のみの登場。本郷の恩師で生化学の権威。ショッカーに拉致されて改造人間の研究にたずさわっていたが、組織の目的を知って、脳改造寸前の本郷を救出した。気の弱い面が見られ、本郷を被験体に推薦したことに負い目を持ち、ショッカーへの反逆についても恐怖心から迷い続けていた。脱出行の途中で蜘蛛男に暗殺されてしまう。劇中でははっきりと描かれていないが、設定上は仮面ライダーを開発した中心人物である。[7]
1 - 13話に登場。緑川博士の娘で、城北大学に通いながら立花の経営するアミーゴでアルバイトをしていた。父・緑川が暗殺された際、居合わせた本郷を犯人と誤解していた。その誤解が解けた時から本郷の協力者となり、パートナーとしてショッカーとの戦いに貢献した。猛に想いを寄せていた節があり、13話で猛の後を追ってヨーロッパへ渡った。その後の消息は不明だが、番組のプロデューサー平山亨が後年執筆した小説では、オーストリアにおいて猛がルリ子の想いを振り切るべく、ルリ子の幼なじみである青年科学者カールとその一家にルリ子を託したとされている。
ルリ子を演じた真樹千恵子は、第11話でゲバコンドルをおびき寄せるための偽装結婚のシーンで、生まれて初めてウエデイングドレスを着用した。しかし、怪人ゲバコンドルに追いかけられるというシーンであり、「若い女の子の夢をめちゃくちゃにしてくれて」とコメントしている。
ルリ子の学友で、アミーゴでアルバイトしていたことから事件に巻き込まれ、以後本郷たちの戦いに協力するようになる。本郷とルリ子が去った後も立花レーシングクラブに残り、一文字に協力した。
2-15話に登場。アミーゴのバーテン。気は弱いが善良な青年で、本郷たちに休息の場を与えていた。立花オートコーナーとレーシングクラブの開業に関わったのを最後に姿を消している。
11話より登場した本郷のライバルにあたるオートレーサー。自分の結婚式がショッカーに襲われたのを機に戦いに参加するが、その正体はショッカーを追っていたFBIの秘密捜査官である。シナリオによれば結婚式もショッカーを追うための偽装結婚であったとされているが劇中では描かれていない。一文字隼人の登場とともに本格的に仮面ライダーと共闘するようになり、ショッカーによる犯罪の捜査や公的機関とのパイプ役などの役割を担う一方、戦闘や仮面ライダーの訓練でもライダー1号2号のパートナー役を務めた。改造人間ではないが捜査官としては優秀で、戦闘員数人を相手に互角に渡り合う格闘力と、優れた情報収集能力をもってゲルショッカーの壊滅までライダーを支え続けた。少年仮面ライダー隊結成後はその隊長を務め、子どもたちの良き兄貴分にもなっていた。
近年では漫画『仮面ライダーSPIRITS』にも登場。オリジナルの"滝ライダー"の称号を与えられ、武装してスタンガンを主な武器として10人の仮面ライダーたちと協力して再び悪と戦う。ライダー達と並んで主人公格になっている。
仮面ライダーの戦いを支援した女性たちの総称。劇中でこの呼称は使われていないが、緑川ルリ子が13話で降板したのちは主人公のパートナーとしてのヒロインは登場せず、複数のヒロインが仲間として主人公を支援するストーリーになったため、商業誌等で彼女たちを総称する際にこの名称が使われている。
野原ひろみの友人として登場したライダーガールズの1人で最古参。メンバーの殆どが説明無く姿を消す中で、彼女だけは14話で登場してから最終話まで活躍を続けた。空手2段(後に3段に腕を上げる)の使い手。当初は他のライダーガールズ同様に軽いノリの女性だったが、後半はガールズのリーダー格的存在として仮面ライダーの戦いをサポートした。
立花レーシングクラブの発足と同時にクラブに出入りするようになった少年。他の大人たちとともに良く事件に巻き込まれるが、情報提供などで事件解決に貢献することも多い。腕白だが利発な少年で、家族のいない一文字や滝からは実の弟のように可愛がられていた。友人のナオキとミツルをレーシングクラブに紹介した後、彼らにその役割をゆずるかのように65話を最後に降板した。
立花藤兵衛が仮面ライダーに協力する少年少女を集めて結成した組織。会長は立花藤兵衛で滝和也が隊長を務める。ショッカーの行動が公然となり、事件に巻き込まれる子どもが増える中での自衛組織的な意味合いもある。仮面ライダーのマスクを模したヘルメットと赤いネクタイの制服がトレードマークで、専用の自転車で行動しショッカーについての情報を収集する。集めた情報は、ペンダント型の通信機や伝書鳩を使って本部へ通報し、仮面ライダーに伝えられるシステムになっている。本部は東京近郊の3階建てビルに置かれ、立花レーシングクラブの女性メンバーが本部要員として情報収集や事務に当たっている。隊員は全国規模で組織され、ショッカーならびにゲルショッカーと戦う上での大きな力となった。
五郎の紹介で62話よりレーシングクラブに出入りするようになった少年たち。2人で行動することが多く、そのキャラクターは五郎ほど描き分けられていなかった。少年仮面ライダー隊結成後はリーダー格として活躍し、ゲルショッカーとの最終決戦までその役割を全うした。
悪の秘密結社ショッカーによって改造された戦闘用改造人間。本郷の変身する仮面ライダーは仮面ライダー1号、一文字の変身する仮面ライダーは仮面ライダー2号と呼ばれている。なお劇中での2人の仮面ライダーはお互いを「本郷」「一文字」と本名で呼び合っていた。2人とも脳改造をまぬがれてショッカーのアジトから脱出し、ショッカーから人類を守る戦士となる。後述する基本スペックは両者同一であるが、前者は多彩な必殺技を持ち、後者は高い格闘能力と破壊力を備えることから、雑誌展開等で「技の1号・力の2号」と評された。
タイフーンと呼ばれるベルトの風車から取り入れた風力エネルギーで体内の小型原子炉を起動させ動力源としている(当初の設定である風力発電ではエネルギーとしては小さすぎるため、後年になって書籍等で見られるようになった設定。)。なお、人間より広い視界と赤外線による暗視能力、ズーム機能を持つ複眼Cアイ、4キロ四方の音を聞き取る聴覚、電波送受信を行う超触覚アンテナ&対怪人用の脳波探知機Oシグナル(共に探知範囲4km。Oシグナルは怪人が100m以内に近づくと発光して危機を知らせる)、100tの衝撃を吸収する足のショックアブソーバなど、基本的な機能面は1号2号共通である。
1 - 13話、40 - 41話、49話、51 - 52話、映画『仮面ライダー対ショッカー』に登場。本郷猛がベルトの風車(タイフーン)に風圧を受けることによって変身した姿。活動エネルギーは風で、風力のないところでは変身することや、場合によっては変身状態の維持も難しいと言う弱点もある。この時期のスタイルは、後にデザインが大幅に変更された「新1号」と区別する際には「旧1号」と呼ばれる。
第40話で一時帰国した後、何度か帰国して一文字隼人と共闘した。この時期、1号用として新調されたスーツは、複眼がクリアレッドから真紅に変わり、色も微妙に変化したため、ファンからは2号と初共闘した場所にちなんで「桜島1号」と呼ばれることもある。しかし、細部のカラーリングは初期からも話数によって微妙に変化しており(これは改良や補修を現場で行っていたという制作上の事情)、この時点の設定では初期と同一の「旧1号」とされている。媒体によっては、この桜島1号を新1号と旧1号の間の途中形態[8]と解釈していることもある。
身長:180cm、体重:70kg。主な能力は、垂直跳び:15.3メートル、幅跳び:48.7メートルのジャンプ力(改造直後のスペック)と、そこから繰り出す強力なキック力である。これらの能力は、その後の訓練によって向上していった。なお、技とスピードを特徴とする設定は後のものだが、旧2号と交代するまでのわずか13話の間に旧2号とほぼ同数の技を披露している。
14 - 52話、映画『仮面ライダー対ショッカー』に登場。エネルギー源が風であることは1号ライダーと同じだが、一定の変身ポーズと「変身!」の掛け声によってベルトの風車に装備されたシャッターを開き、より能動的に変身できる。姿形は1号と同型ではあるが、頭部中央や腕と脚に一本の白いライン[9]が入り、ベルトが赤になるなど全体的に鮮やかな配色になっている。
身長:172cm、体重:65kg。基本的な戦闘能力は1号と同等だが、ベルトには風のない所で変身するための風を貯める風力備蓄機能と、人間の姿でのジャンプ1回分で得られる風力で変身に必要なだけのエネルギーを生み出すために1号より直径の大きなダイナモが装備され、全身の筋肉量も1号より多くなっている。さらに格闘能力の高い一文字を素体とすることもあって1号よりパワーに特化した能力パターンとなっている。その結果腕力、特にライダーパンチの威力は旧1号のものと比較して段違いに強力でカニバブラーなどはジャンプで威力を高めずとも一撃粉砕したほどであった。
なお、旧2号から追加された能力は他にエネルギーを電気に変換し指先から放電する「ライダー放電」がある。
53 - 98話、映画『仮面ライダー対じごく大使』に登場。姿形は2号をベースとしているが、マスクの配色が明るくなり、手袋とブーツは銀色に変更された。
腕と脚のラインは2本になり、ベルトも2号と同じ赤色の新しいものに換装されている[10]。一文字とは異なる変身ポーズと「ライダー変身!」の掛け声による能動的な変身が可能になっている[8]。
身長:180cm、体重:70kg。能力は腕および足の破壊力が旧1号時の4倍、ジャンプ力が25メートル(資料によっては35メートル)に向上し、必殺技の数が大幅に増えた。[11]100メートル走は1.5秒(時速240km相当)と、2号はおろか仮面ライダーV3と比べても0.1秒ながら上である。また、相手を回転させて投げ飛ばす技で「ライダーきりもみシュート」に代表される幾多の”ライダーキック以上に強力な必殺技”や、ライダーキック級の威力を持つ膝蹴り「ライダーニーブロック」、敵の体内の特定のメカをピンポイントで破壊する「ライダーポイントキック」のように他のライダーにみられないタイプの必殺技までも備えている。こうした技の多彩さゆえに、「技の1号」の異名を持つようになる。
カラーリングの変更については劇中では特に説明はない。新1号編OPやワシカマギリの回での本郷の回想シーンでは本郷の再改造シーンらしきカットが共に新規撮影にて入れられているが、それらの新規映像でも再改造については触れられていない。
放送当時はライダーカード等で、「再改造され内部メカを一新し全面的に強化された体となった」とは語られていたが認知度は低かった。
改めて後年「ショッカーにわざと捕獲され、死神博士の手で再改造手術を受け、脳改造の際自己催眠によって洗脳を逃れ自力脱出した」との設定が、出版サイド主導で作られ、石森プロや東映サイドもこれを了承した。しかし、その設定が定着したとは言えず、今でも「特訓によるパワーアップ」「自分自身による改造」などメディアによって様々な説が語られている。
72、73、93、94、98話に登場。姿形は新1号同様明るい配色になり、手袋とブーツは赤くなった。この変化の理由も、1号同様本編では特に語られていない[12]。
身長:172cm、体重:65kg。能力は腕および足の破壊力が旧2号時の3倍、ジャンプ力も35メートル(資料によっては25メートル)まで強化されている。パワーアップした経緯に関しては明確な設定はないが、変身ポーズが追加された1号と違い単純なスペックアップのみの強化なので、後のスカイライダーと同じ特訓による強化説が近年の書籍では有力視されている。100メートル走は2秒(時速190km相当)。
1号に対してパワーで押していく印象が目立ち「力の2号」の異名を持つ。その一方で、1号の技であった「ライダーきりもみシュート」を会得するなどより強力な技も新しく身に付けており、必要十分な数の技は備えている。2号ライダーの技はいずれも圧倒的な破壊力を持っているが、旧2号時代から一貫して「ライダーキック」が彼の絶対的な技であり続けているため、「ライダーキック」以外の技の使用回数は少ない。
なお、新2号の仮面の色は本来新1号と同じなのだが、その後は1号との明確な差別化という撮影スタッフの方針(講談社ファイルマガジンより)によって旧2号と同カラーの仮面に戻る事も多く、一定していない。
『10号誕生〜』放送当時、佐々木は火災による負傷が完治していなかったため、一文字隼人としての登場はしていないが仮面ライダー2号の声としてアフレコ出演している。
動力源は原子力エンジン。ハンドルのスイッチを入れることにより、本郷猛の常用バイクが変形。常用バイク形態の方がモトクロス戦には有利なため、2つの形態を瞬時に使い分けている。ライダーベルトから遠隔操作を行うことも可能。テレビ作品中では製作者は語られていないが、原作の漫画版では緑川博士が用意したとの記述がある。誘導ミサイルと対超音波砲を装備しているが劇中未使用。
劇用車のデザインは美術スタッフの三上睦男によるもので、複眼のようなヘッドライトや6本足のマフラーは昆虫をイメージしている。
なお、カウリングは前面にスリットの入ったもの、そのスリットが切り広げられているもの、スリットのないものの3種が写真で確認されている。作品中ではスリットなしのみが使用されている(変身シーン用のバンクフィルムではスリット入りが確認できる)。これは当初作ったスリット入りカウリングが大きすぎて前輪に干渉したため切り欠きが入れられ、それでも不都合があって最終的に大きく削られたのだという。6本のマフラーは水道管を加工して取り付けたもので、上部の一対のみが本物の排気管である。
アクションに不向きであるため、前述の通りジャンプやオフロードのシーンでは、常用オートバイスタイルに戻っているシーンが多々見られた。そのため2号編では出番が少なくなったが、改造サイクロンと併用でほぼ1年近く使用され、桜島ロケで1号が乗ったのが最後の登場となった。カウルには“オートバイに重なったR”のエンブレムが記され、仮面ライダーのマークとしての印象が強いが、実際は「立花レーシング」のもので第1話で仮面ライダーに改造される前の本郷も使用している。
外装のためベース車の判断が難しく、1998年にKAZeが仮面ライダーのゲームを製作した際のレプリカ製作イベントではコレダT125が使用された。石森章太郎の原作漫画で、冒頭に本郷がのっているのはウルフT125で、型番は同じだが全く別のオートバイである。
仮面ライダー2号および新1号が使用したバイク。※初披露目は14話のOPからだが(旧)サイクロンに乗った2号のカットも使用されている。
本郷が欧州へ旅立つにあたり、日本を守る一文字に託したマシン。セミカウルのデュアルパーパスマシン(オンロードとオフロードの兼用マシン)で、旧サイクロンと比べ出力増強と車体の大幅軽量化が行われているため、旧サイクロンよりも小回りが利き、機動性が高い。ジャンプ力も40メートルにアップし、垂直の壁面を登る能力と救助用ロープの射出能力が追加されている。劇中では旧サイクロンと別車両であるという描写はなく、2種類の車両で同一のマシンを表現していただけであり、書籍等でも区別はされていなかった。しかし、形状が明らかに異なるため後年の書籍類でオフロードタイプを“改造サイクロン”と記述するようになった。書籍によっては旧サイクロン号と同一の車両が変形しているという解釈もある。2号はもちろん、1号自身も日本への帰国後はこの改造サイクロンを愛用。
もともとはサイクロン号の常用タイプ劇用車にカウリングを付けたものである。撮影時期によっていくつかのバージョンが存在するが、新1号編に入ってからは旧サイクロンのカウルの流用によって旧サイクロンっぽさを多分に残す最終バージョンが一貫して使われている(画面の上でもダミーライトの形状から容易に判別可)。
撮影用車両のSL350はオフロード(当時はスクランブラーと呼ばれた)車。正面から見たときにV字型の集合マフラーが特徴。「CB400(または350)DTがベース」と誤記されることが多いが、これはSL350がオンロードのCB350と同じエンジンを使用していることから誤解されたこと、またその表記がいくつかの商業誌に使用されたことから広まったものと推測される。(なお、DTはヤマハのトレール(デュアルパーパス)バイクの名称であり、ホンダCBとは全く関連がない)。
劇場版の第1作ではダブルライダーが並走するため、1号用に2台目が用意された。SL350K0が使用されたと推測される。急造のため、サイクロンの円筒形マフラーが流用されている(この時2号が乗るサイクロンのカウリングは新造されているが、幅が狭く「ライダーマーク」の位置が異なるなど若干の相違がある)。新サイクロン登場まで活躍する。72話で新2号が乗ったのが最後の登場。
本郷猛、滝和也、立花藤兵衛による設計・開発。本郷が常用するセミカウルのオートバイが、仮面ライダーへの変身に合わせて自動変形する。かつてのサイクロンをあらゆる面で凌駕する。カウルの両側にウィングを展開させることでグライディング飛行が可能である。急制動用にパラシュートを装備している。必殺技はフロントカウルを細かく振動させた状態で体当たりを決めるサイクロンアタック(イノカブトン戦で使用)。初登場は第68話だが、第74話からリペイントされ、よりスタイリッシュになった。
オンロードの性格の強い前2車に比べ、専用のデュアルパーパスバイクとして設計された車両であったため設定上だけでなく実際の撮影車両の操縦性能のほうも格段に高くなった。なお、変身前の常用車両はGT380Bにビキニカウリングを付けたもの。
撮影用車両は1台のみの製作だったが、ショッカーライダー用に2台目が製作され、そのまま2号用に流用された。この2台の車両は、『仮面ライダーストロンガー』39話の撮影まで使われている。
『仮面ライダー (スカイライダー)』時には、CM撮影用に歴代ライダーマシンが新調され、1号は改造サイクロン、2号は新サイクロンを愛車とした。しかし、ベース車が125ccとスケールダウンし、小型ゆえバイクスタントには向いているものの造形的にはオリジナルとの差が出てしまった。特に、シンプルなデザインであるサイクロンは、オリジナルとの差が目立つ結果となり強い違和感を残している。
また、2000年にオートレースのCMに仮面ライダーが登場し、その撮影用に新サイクロンが製作された。大型のラジエーターやチャンバーがカウル内に確認できるため、当時の水冷2サイクルのオフロードバイクが使用されたものと判断されるが車種は不明。
物語の進展とともに、「ライダーキック」という跳び蹴りが必殺技として確立する。ライダーキックは上空へジャンプ、宙返りを経た後に怪人めがけて蹴りこむ技として表現されている。しかし、ライダーごっこの最中にライダーキックの真似をして怪我をする子供が現れたことが問題となり、ライダーキックを真似る子供に本郷猛が注意を呼びかけるシーンや、ライダーの特訓シーンを見せつつ滝が子供達にライダーキックの危険性を諭すシーンも劇中挿入された。このほかにもライダーは多数の格闘術(ライダーキックのバリエーションはもちろん、ライダー返しやライダーきりもみシュートのような投げ技も多い)を決め技として用い、「ライダーダブルキック」に代表される1号・2号の合同技も時に繰り出された。後のシリーズにおいてもライダー達はライダーキックとほぼ同様のキック技を始めとした、多数の必殺技を用いるようになっている[14]。
本作の直前に多くの同スタッフによって制作された『柔道一直線』の技が、仮面ライダーの必殺技のベースになっている。必殺技の撮影では、柔道一直線で多用されたトランポリンを使いジャンプや回転するシーンを撮影し、これを編集でつないでいく手法がとられている。2号の場合は「仮面ライダーX」でのゲスト出演以降、1号と区別する為に「2号ライダーキック」または「ライダー2号キック」と呼称される事がある。
共通して最も多様された必殺技。バッタ(正確にはトノサマバッタ)の改造人間であるライダーの脚力をフルに生かしているので凄まじい破壊力がある。威力は力が秀でてる分、2号の方が優れてるとされている。1号には「月面キック」「反転キック」「スクリューキック]「ポイントキック」などバージョンが多い。後期ショッカー怪人やゲルショッカー怪人はかなり強化されているので、必ずしも「一撃必殺」とは言えなくなっている。イカデビルは「キック殺し」と言う返し技を使用した。
空中で相手を投げると言うより、身体を引っ繰り返し敵を背面から地面に叩きつける。ダブルライダーの連携としてツープラトン使用も可能。
1号が編み出した強力な投げ技。文字通り相手を錐揉み回転させるので真空状態が起こる。その為、海洋生物の特性を持つ改造人間に効果があり、イカデビルなどのトドメに使用した。2号が使用したのはエイドクガー戦のみだが、やはり海洋の怪人であった。
※パンチやチョップなどスタンダードな技は省く。特色として技の威力は力の分、2号優とされているが児童誌によるとスピードなどの総合力は若干1号優とされている。
「ライダー返し」に似ている空中で行われるシンプルな投げわざ。1話の蜘蛛男戦で既にそれらしき技は使っていたがこの時は呼称はなく番組途中からになる。
両足で頭を挟みこみ投げ飛ばす。[[]]プロレス技の「ヘッドシザース」に似ており違う点は相手も空中で投げるところ。比較的初期(旧1号編)から使用されている。
旧1号が日本をたつ前の最後の強敵トカゲロンの「必殺シュート」を破る為に特訓より編み出された。この特訓には立花藤兵衛も協力しており、後のシリーズの定番である「オヤッさんとの特訓」となりV3、Xでも行う事になる。その名の通り電光の様に光る。基本は打撃技ではなく「必殺シュート」によって打ち放たれた岩石を打ち返す為に考案された。
敵をうつ向せにし背中に担いで回転して振り回す。「エアプレーンスピン(飛行機投げ)」に似ており「技の1号」にしては珍しい力技。
「ライダーシザース」の発展型。違うところは最後に敵の脳天を打ち砕く点。新1号の技で「ライダーきりもみシュート」と並んで最も威力のある部類の技。
※他にも「ライダーキック」バリエーションも豊富に存在しているが、パワーは2号に譲るものの1号が強力な改造人間には変わりない。打撃も強力で死神カメレオン(カメレオン男)を「ライダーチョップ」で葬ってる。
パワーが特色の2号の独特の技。「バックブリーカー」から投げ飛ばし「人造人間キカイダー」のものとは異なる。技の呼称はなくケイブンシャ発行の「仮面ライダー大百科」からの抜粋。印象に残るものではシオマネキング戦で使用。
滝との特訓により編み出された自身を横回転させ威力を増し打ち出すキック。身体をひねらせて卍(まんじ)の様に見えるところが名称の所以。アリガバリ戦で使用。後に後輩であるV3の「スクリューキック」やストロンガーの「ドリルキック」などに大きな影響を及ぼす。
※上記の様に2号は自身で技を編み出す能力があり、決して「技が下手」言う訳ではない。あくまで「技の1号・力の2号」は特色を示しただけのものであり、両者とも優劣付けがたい能力を有している。後は1号と共有の技が多い。特筆としてはゾル大佐である狼男をダイビングしての「ライダーパンチ」で葬っている。
※「技の1号・力の2号」についてTV本編では語られる事はなかった。V3のダブルタイフーンの風車がそれぞれ、右が1号の技、左が2号の力を受け継いでいることがわかる(V3 第3話)。また「全員集合!7人の仮面ライダー!!」で藤兵衛の発言より、「力の1号・技の2号」と称するシーンが存在する。
最強の必殺技でショッカー、ゲルショッカー怪人では攻略不可能であった。文字通り1号と2号が同時に「ライダーキック」を行うのだがタイミングが難しく相手を戦意喪失状態にしてからお互い「今だ!!」と合図して万全期してから放つ事が多かった。当初は互いに「ライダーキック」と呼称して放っていたが、ユニコルノス戦あたりから「ライダーダブルキック」と呼称する様になる。最終使用は劇中では「仮面ライダーV3」の劇場作品「仮面ライダーV3対デストロン怪人」が最後となる。ライダー1号・2号がそれぞれ、単独での撃破が困難とされる強力怪人に使用された。ショッカー怪人のスノーマン、ゴースター、イソギンチャック、ユニコルノス、ギルガラス、ザンジオー、モスキラス、シオマネキング、ゲルショッカー怪人のナメクジキノコを倒した。またデストロン怪人タイホウバッファローに使用し続けざまに放ったV3キックで撃破できるほど大ダメージを与えた(V3は通常、V3キックを決め技としないため)。「RX」にゲスト出演し、10人ライダーの特訓時にダブルライダーキックという呼称だった。尚、後輩の仮面ライダー達が二人でライダーキックを放った場合では、ライダーダブルキックとの呼称はされなかった。
名称は同じだが用途全然異なる。サークル(円)を描いて高速走行し相手にも共走させ、その後同時にジャンプし自分たちは反転で回避し空中で相手達を互いに激突させ自爆させる技。これも藤兵衛との特訓で編み出した。
1号の「ライダーヘッドクラッシャー」とは別の技。ダブルライダーの「頭突き」により強固な壁も破壊する。最終回で敵アジトから脱出する時に使用。
1号の「ライダーハンマーキック」と名称は同じだが別の技、2対2で使用する技と思われる。それぞれ怪人と肩を組みジャンプ、空中で怪人同士を叩き付ける技。「劇場版仮面ライダー対ショッカー」で復活したプラノドン、ギルガラスを倒した。
※その他ダブルライダーの連携は素晴らしく他の後輩ライダー達のものより群を抜いている。名称はないがダブルパンチ連打やOシグナルにより意志が共有出来て、洗脳された1号を2号が意識を回復させる能力を見せている(OシグナルはV3も共有している)。
世界征服を企む国際秘密組織。メンバーは知力体力に優れた人間に改造手術を施し洗脳した怪人を中心に構成されており、その怪人達を正体不明の首領が操って様々な犯罪や破壊工作を行っている。ナチスの残党が前身という説もある。
首領の所在と姿は秘密になっており、各国ショッカー基地においてシンボルである鷲のレリーフから声だけで指令を発している(首領の発声に合わせて、胴体部分にはめ込まれたランプが点滅する)。34話では、首領の所在地がアンデス山中にあるらしいことが示唆されている。
ショッカーの怪人たちは、基本的に実在の生物を人間と融合させた姿を持っており、「蜘蛛男」「キノコモルグ」などモチーフとなった生物からネーミングされている。仮面ライダー自身もショッカーに「バッタ男」として改造されて誕生したという経緯があり、そのことは仮面ライダーの異形さを際立たせている。例外的に実在の古代生物をモチーフにしたザンブロンゾやプラノドン、架空の古代生物をモチーフにしたユニコルノスやピラザウルス、 UMA をモチーフにした雪男怪人スノーマン、無機物であるマグマをモチーフにしたゴースター、古代人のミイラを改造したエジプタス等々、現存する生物にこだわらない者も登場した。ショッカーのアジト内部は、毎回メインとなる怪人のモチーフとなった動物が壁面に描かれていた[15]。
怪人達はおおむね脳改造を受けてショッカーに忠実な操り人形となっているが、中には様々な思惑で自ら改造手術を受けた者も存在し、脳改造を受けていない節の見える怪人も散見する。当初は改造素体に知力や体力が並外れた人間の使用が絶対条件だったショッカーの改造技術は、後に特に知力や体力が優れているわけでもない一般人を素体に怪人を製造できるまでに進歩している。地獄大使着任直後には本郷が帰国した事を意識してか、ゴキブリ男、海蛇男など一部 末に「男」が着く怪人も登場している。 地獄大使編後半に入ると、本格的ライダー対策として対ライダー用特殊能力を兼ね備えた強化怪人(ギリザメス以降の怪人全員。白ベルトに金色のエンブレムの付いた通称「黄金ショッカーベルト」を付けている)が製造されたり、シードラゴン、ウニドグマの任務に見られる怪人の量産仕様や改造人間の大量製造計画によって戦力の補充を画策するようになった。
当初、ショッカー日本支部では怪人が「幹部」[16]として直接に首領の命令を受けて、配下の戦闘員とともに作戦行動を行っていた。死神カメレオンやサボテグロンのように指揮能力や作戦立案能力に秀でた指揮官型の怪人やトカゲロンやサボテグロンなど組織内での地位の高さを窺わせる怪人も存在していた。しかし、仮面ライダーによって日本での征服計画が大幅に遅れたためか組織強化が図られ、ゾル大佐が日本支部指揮官として着任した。以降、ショッカー日本支部の作戦は首領の信任を受けた大幹部が、怪人や戦闘員を指揮していくことになる。 ゾル大佐が仮面ライダー2号に敗れて戦死した後は、死神博士が着任。死神博士が1号再改造において洗脳に失敗した責を問われ左遷された後は地獄大使が着任したが、いずれも有効な戦果を上げることが出来ず、それぞれの最後の戦いで怪人に変身して自らライダーに戦いを挑み敗北していった。数々の作戦をことごとく仮面ライダー達によって妨害されられ、さらに大幹部達を失った首領はショッカーを見限り新たな組織を再編成させる。
首領がアフリカの暗黒宗教組織ゲルダム団とショッカーを合併させ誕生した新組織。ショッカー末期から暗躍しており地獄大使死亡後に本格的に活動を開始した。ショッカーをはるかに凌ぐ科学力を誇る。ゲルショッカーの怪人はショッカーの怪人とは異なり2種類の動植物を合成させた合成怪人であり、合成怪人は移植した二つの素材が互いの欠点を補い合うことによって恐るべき強さを発揮する。そのためショッカー怪人の約3倍の強さを持つ。戦闘員もショッカー戦闘員とは比べ物にならないほどに強く人間の約四倍の強さを誇る。日本征服のためには殺戮、暴動、破壊の限りを尽くす恐るべき組織である。最終作戦で今までの怪人たちを蘇らせ一気に地上を征服しようとするが1号、2号によって阻止されブラック将軍も戦死、首領も本部と共に自爆しゲルショッカーは壊滅する。しかし首領は逃げ延びており新たな組織を再び結成させる。
ショッカーとゲルショッカーを操っていた謎の存在。普段は基地においてあるレリーフから声だけを出して大幹部や怪人たちに命令を送っている。正体は一つ目の怪人で体は赤マントで覆われている。1号と2号が本部に乗り込んだときは赤頭巾を被っておりさらにその中には無数の蛇で覆われた顔があった。武器は体から出す赤い毒ガスと強烈な光。98話で本部をライダーたちに急襲され本部と共に自爆した。しかし首領は逃げ延びており新たな組織デストロンを結成させる。
ショッカー中近東支部より日本に派遣されたショッカーで最高の実力者と言われている大幹部。規律に厳しい軍人然とした大幹部である。前身はナチス・ドイツの大佐で、フルネームはバカラシン・イイノデビッチ・ゾル。第二次大戦中はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の管理人をしていた経歴を持ち、終戦後ショッカー首領に招かれた。殺人を楽しむ残忍な性格である反面、部下の服装の乱れにも気を配るなど軍人らしい一種の生真面目さも併せ持つ。自ら変装して敵を攪乱する行動力や、子どもを洗脳して作戦に利用するなどの謀略的な作戦を得意とする一方、大規模な破壊作戦も数多く行った。最期は人間を人狼化するウルフビールスを使った狼作戦に失敗して配下の中堅幹部を全滅させられてしまい、黄金狼男としての正体を現してライダー2号と対戦。指先から発射する弾丸を武器に、肉弾戦でも互角の攻防を展開するが、空中からのライダーパンチを受けて爆死した。このゾル大佐は、キャラ的に組織的になりすぎて神秘性と怪奇性に欠けると毎日放送側からのクレームが付いたため、初登場の第26話放送の時点で降板が既に決定していた。そのため怪奇性の不足の解決策として後任の日本支部長には怪奇色の強い死神博士が設定されることとなるが、ショッカー初代大幹部としてのゾル大佐の存在が”首領‐大幹部‐怪人‐戦闘員”といった組織構成を確立させ、ミステリアスな雰囲気ばかりが強かったショッカーを悪の”組織”だと明示したため、その存在意義は大きく、この組織構成は後のシリーズに登場する敵組織にも若干の独自要素を加味しつつ受け継がれていくこととなる。
戦死したゾル大佐に代わってスイス支部より日本に着任したショッカー最高幹部。暗いアジトの中で下から照明を当てるなどの怪奇性を強調した演出も印象的な天才科学者。改造人間研究の第一人者でその科学力はUMAや太古の化石、無機物からの改造人間の製造も可能。
本名はイワン・タワノビッチ。日本人とロシア人のハーフで、戦前の少年時代は日本の東京で育った。幼少時から本人の意志に関係なく、何故か彼の赴く所には必ずといっていいほど死人が出た事から「死神」のあだ名が付き、更に学生時代に「ギャラクシー(銀河系)における死に方と変身」という論文で博士号を取得。よって「死神博士」の異名を持つ。その後、召集令状を受けて日本と国交のあったナチスドイツに派遣され、臓器移植の研究をさせられる。もともと天才であった故に少年時代から数多くの心の葛藤を抱え、更に戦争で最愛の妹を失った事により、様々な社会の矛盾に対するジレンマを切り捨てて悪魔に魂を売るようになる。終戦後はショッカーに入り、ヨーロッパ各地で指揮官として戦果を残す一方、怪人の製造にも功績を挙げた。
白のスーツに黒マントという吸血鬼のような服装がトレードマークで、特に障害が無いにも関わらず車椅子を愛用する屈折した一面がある。また、科学者でありながら占いや催眠術にも精通。戦闘の際には大鎌を用いる。改造手術の第一人者ゆえ配下の怪人はゾル大佐の時期よりも強力で、度々の旧1号の再登場及び援護がその強さを裏付ける格好となった。これら多くの強力怪人を使って科学者らしい大規模な作戦を展開したが、仮面ライダー1号と2号によって阻止され続け、南米支部に左遷された。その後は南米に渡った一文字隼人と戦っていたものの、ヨーロッパ以来の宿敵・本郷猛を自らの手で倒すことに執着し、強力怪人を携えて何度か来日する。最期は自ら強化怪人のひとりイカデビルに変身しライダー1号と決戦に及ぶ。ライダーキックを受け付けず初戦は完勝、再戦でもぎりぎりまで1号を追いつめたが、自ら立花藤兵衛にうっかり口を滑らせた事で弱点が頭部である事がライダーの知るところとなり、ライダーチョップとライダーきりもみシュートの前に敗北した。なお、本編中で死神博士が使っていたムチは天本の私物だそうである。
死神博士はライダーシリーズの悪役の中でも人気が高い。怪人体のイカデビルの方も人気はすこぶる高く、藤岡弘も「イカデビルが好きだという人が多い」と自らのサイトで語っている。
この死神博士と地獄大使は実際に演ずる事になった天本英世と潮健児の両名がキャラを考案する段階で既に平山より挙がっていた「演技者ありきのキャラクター」である。
『仮面ライダーV3』27話と28話で再生されて登場。ドクトルGの補佐をするといった形で、大阪地区の作戦指揮を行う事になっていたが、V3によって阻止される。
度重なる失態で南米支部に左還された死神博士に代わって東南アジア支部から日本に着任した死神博士と並ぶショッカー最高幹部。前身は東南アジアのゲリラ指揮官ダモン大佐。アメリカ出身だが数奇な人生を辿り、従兄弟で幼少時から影武者を務めていたガモンとともに新興国家のゲリラ軍を指揮していた所をショッカーにスカウトされた。その際、ガモンは袂を分かって脱走し、後年秘密結社バダンの指揮官・暗闇大使となって仮面ライダーZXと対戦することになる。
首領への忠誠心が異常に強い。エジプトのファラオの仮面をモチーフにした特異なコスチューム、特注のショッカーベルトをまとっている。その他の幹部にはない異形さは児童の人気を泊し以下のシリーズにも継承されて行く事になる。指揮能力は死神博士より高く、大規模基地の建設や全国規模のテロなど大がかりな作戦を得意とし、数多くの作戦を指揮した。また、自ら前線に赴くことも多い。しかし感情の起伏が激しく、冷静さや緻密さに欠け、そのため作戦の詰めが甘くなりがちな一面があった(次作『仮面ライダーV3』で一時復活した際も、その短所を他の大幹部から指摘されていた)。
現場で部下に気さくに声をかけるなどの鷹揚さも合わせ持っていたが、死神博士とは折り合いが悪いようで、自分の在任中に彼が来日した際は、協力的な素振りを見せつつ互いに牽制し合っていた。この時は、仮面ライダーを倒す能力を有していた怪人ナマズギラーを死神博士から提供されたが、地獄大使がナマズギラーの弱点を理解していなかったために作戦は失敗に終わった。
ゲルショッカーの台頭によって自らの大幹部としての立場が危うくなり、ショッカーを裏切ったふりをして仮面ライダーに近づく捨て身の作戦に出る。この作戦については、本編にないシーンのスチールから、新組織への幹部としての参加を前提としていたとの説もある。しかし、自分の知らないところで活動していたガニコウモルの登場をきっかけに首領への忠誠心が揺らいでいることを窺わせる描写もあるため、作戦実行に至る背景には謎が多い。いずれにせよショッカーに対する忠誠は揺るぎないものであったようで、怪人ガラガランダに変身した最後の戦いでは腕の鞭や地面からの奇襲攻撃で1号を苦しめる。最後はライダーキックを受けながらも、ショッカーを称えつつ爆死した。
地獄大使の(特異な風貌とは裏腹な)そそっかしいお調子者の側面は、およそ大幹部という立場に立つものらしからぬ強烈な個性で、他の大幹部と行動を共にすると極めて目立つことになる。最たる例が『仮面ライダーV3』の27、28話において他の2幹部とブラック将軍ともども復活したエピソードで、自らの失態により、監禁中の風見志郎に脱出されて作戦を失敗に追い込んでいる。
本編の地獄大使は人間味あふれる任侠的な悪役だが、原作者の石ノ森章太郎は人間味を感じさせない機械的なキャラとして考えていたようである。そのアイディアは、石ノ森による漫画版の方で「ビッグマシン」という機械的な幹部に形を変えて登場することとなる。
※大幹部の設定は劇中ではあまり描かれず、書籍などの設定によるものが多い。また、書籍によっては前身の設定が微妙に異なるものがある。
※ショッカー日本支部以外の幹部としてはモロッコ支部長のモハメッド(演:ウィリー・ドーシー)、ジブラルタル支部長のハンフリー、シンガポール支部長のヤン(演:A・モロズ)、香港支部長のチャン・フォーティらが68話に登場している。しかし、ライダーを罠にかける「V作戦」の性質と首領のセリフから察すると、彼らは幹部ではない可能性がある。
第80話でゲルショッカー結成と共に日本支部指揮官として着任した。前身は帝政ロシアの将軍で、ロシア革命の際に脱出した後、アフリカの奥地で密教集団ゲルダム団を組織した。近世ヨーロッパ風の軍服と兜を着用している。なお、80話のみ左手にドリルを着用していた。演ずる丹羽のこめかみを震わせる演技が、ブラック将軍の神経質さを印象づけている。ゲルショッカー結成時にショッカー構成員を虐殺して、その残忍さを見せつけた。指揮能力・作戦立案能力は高く、大規模な作戦を数々実行した。自らの作戦には絶大な自信を持っており、細部に渡って指示を出し水も漏らさぬ指揮を執る。その一方で、ショッカー時代より強化された強力怪人を采配して、ライダー1号を何度も追いつめた。後のデストロンが多用する”一つの計画に複数の新型怪人を投入する”手法を用いる事も少なくない。特に、首領の正体に関するデータテープをめぐる作戦では、ショッカーライダー6体と新型怪人3体を投入、さらに2段構え3段構えの作戦をもって指揮官としての能力の高さを見せ付けた。また、初戦で任務を全うできなかった怪人については”弱さを理由に処刑”を主張する首領を宥め、強化改造を加えて再出撃させるなど柔軟な運用も行った。最後は怪人ヒルカメレオンに変身して再生怪人軍団を指揮する一方、自ら囮役をつとめてライダー1号&2号と戦い、首領を賛美しつつ爆死した。冷酷な性格ながら、その勇敢さは、仮面ライダーや怪人達にも評価されていた。
ゾル大佐が日本支部に着任する以前は、大幹部ほどの実権を持たない下級幹部が、首領を補佐して怪人を指揮することがあった。また、ゾル大佐が着任して大幹部が日本支部の指揮を執るようになってからも、下級幹部が現場指揮や作戦の立案に当たるケースがあった。
ハインリッヒ博士(第6、7話) カメレオン男と共にナチスの財宝を探る一方、仮面ライダーの弱点を突き止めて罠を張った。
ハリケーンジョー(第16,17話) ショッカー怪人軍団のトレーナーだが、改造人間ではない。マヤの護衛も担当する。
狼作戦に参加した幹部たち(39話) ゾル大佐が「狼作戦」を記念するパーティーと称して各国支部から招集した幹部たちで、いずれも軍服姿。
D博士(第97話) ゲルショッカーの科学者。仮面ライダーの戦いを映像から分析し、その弱点を見抜いた。
怪人の配下で作戦の実行にあたる最下級の構成員。現場での作戦行動や仮面ライダーへの集団攻撃を、ほぼ毎回担当している。以下、組織の変遷に伴うスタイルや設定の変化を解説する。
番組当初から第52話まではリーダークラスの赤いコスチュームの戦闘員と最下級構成員である黒いコスチュームの戦闘員が存在していた。設定によれば、赤戦闘員は人間の2倍、黒戦闘員は人間の1.5倍の体力があり、黒戦闘員は人間でもある程度太刀打ちが可能である。名前はナンバーで呼ばれており、基本的に消耗品扱いである。任務の失敗による粛正や怪人の能力の実験台として命を落とす者も多い。
開始当初はベレー帽を着用し素顔に指揮官の怪人に合わせたペイントを施していたが、途中でアイマスクを被るようになり、2号ライダーの登場後はベレー帽を廃し指揮官の怪人のマークを描いた覆面を被るようになった[17]。
この変更には諸説あるが、ペイントから覆面に変えた事で撮影時にメイクの手間を省く事と、覆面で素顔を隠す事により同一の俳優が毎回戦闘員を演じる不自然さをカバーする目的があったと考えられる。「立ち回りで汗をかくとメイクが落ちてしまう」とのスタッフの証言もある。また、番組初期は各怪人に専属すると言う設定であり、その区別の為に胸や額にその怪人を模したマークが付けられていた[18]。
なお、15話で捕虜となった黒戦闘員のように秘密漏洩を防ぐ目的で会話能力をオミットされている個体が存在する。
第1話と第3話にはマスクペイントに網タイツ姿の女戦闘員も登場。誘拐や裏工作が主な任務と言う設定の為、戦闘シーンは無い。
第53話(厳密には劇場版第1作)より黒戦闘員の2倍の力を持つとされる、タイツに骨イラストを入れた黒強化戦闘員が登場した。コスチュームは全員黒で統一され、赤戦闘員のようなリーダータイプは見られなくなる(第67話にて、外国(アルプス山脈が担当区域)の戦闘員として「骨イラストの入った赤戦闘員」が登場するのみ)。額のマークはショッカーの象徴である鷲を象った汎用マークに統一された。棍やレイピアを武器に仮面ライダーと戦った。オートバイ部隊や火炎放射器を装備した者(第60話)も存在し、登場当初はライダーと互角の勝負を演じるほどであった。
白覆面にマーキングが緑で、白衣を着用した白戦闘員という科学班も存在する。74話には、「ドクター」と呼ばれる白戦闘員が登場した。
リーダーである赤いタイツの「赤戦闘員」を筆頭に黒タイツの「黒戦闘員」で構成されている。ベレー帽の下は素顔に染料(メイク)を行ったもの。各怪人の特徴によりメイクが異なる。旧1号時代の戦闘員。
上記の「黒戦闘員」にフルフェイスマスクを着けた戦闘員。各怪人の「エンブレム」を額に有しているが後半はショッカーエンブレムの統一される。主に2号編で活躍。
上記の「ベレー帽戦闘員」の赤にマスクを着けた戦闘員。同じく怪人幹部に次いで「黒戦闘員」の指揮官。2号編前半の登場が多い。
タイツの胸の部分に「骨(骨格)」模様が入っている以外は「黒戦闘員」と変わりないが、かなり強化されている。同「赤戦闘員」も確認されているが出番は少ない。新1号、地獄大使登場からショッカー壊滅まで活躍した。
ショッカー戦闘員と違い、青・赤・黄のカラフルなコスチュームを着用していて(青の部分が紫がかった者もいる)、この三色の板や布に身を隠して襲い掛かる。戦力はショッカー戦闘員よりアップしておりパワーは人間の4倍で、「初期ショッカー怪人に匹敵」と記した書籍もある。三人一組で行動することが多く、ショッカーの様なリーダータイプの戦闘員は存在しない。裏切り防止の為に開発された特殊な薬「ゲルパー薬」を3時間置きに飲まないと体が炎上して死んでしまう。人間への変身能力もあり、人間に乗り移ることも出来る。科学者タイプの戦闘員は、覆面が白地に赤のマーキングで、白衣を着用している。
91〜94話に登場(2号以降は93話より)。ゲルショッカーのホープ怪人で、仮面ライダー1号と同じ性能を有する。ゲルショッカーが打倒仮面ライダーの為にライダーの設計図をもとに作り上げた仮面ライダーと同型の改造人間で、No.1〜6まで全部で6体存在する。本物と違って手袋とブーツは黄色。また、マフラーの色も全員違い、複眼の周囲が黒く縁取られているため、そこで見分けがつく。本郷と同じ声を出す事も可能。また、指先から弾丸を発射したり、つま先に隠し短剣を仕込むなど、怪人特有の特殊武器も有している。その使命はゲルショッカーの活動を妨害するアンチショッカー同盟を壊滅させる事と、彼等が手に入れた首領の正体が記録されたコンピューターテープを強奪する事である。
マフラーの色は黄。怪人ムカデタイガーと相打ちになって生死不明になっていたライダー1号に成りすまし、アンチショッカー同盟からテープを奪おうとした。怪人ハエトリバチと共闘して、一度はライダー1号を破る事に成功している。設定では口から火炎を吐く事が出来る(劇中未使用)。なお、92話ではハエトリバチとの模擬戦でハエトリバチがショッカーライダーと互角の強さを持つ強豪怪人であることが、ライダーを加えた2対1の戦いでは1号のライダーキックとショッカーライダーのライダーキックが同威力であることが画面ではっきりと示されている。また、PS用ゲーム『仮面ライダー』で登場したショッカーライダーはおそらくこのNo.1(1Pカラーのマフラーの色が黄)であり、この作品では「にせライダーきりもみシュート」という投げ技も使用している。
マフラーの色は白。怪人エイドクガーと共に少年仮面ライダー隊本部へ潜入し、駆け付けた本郷を撃退して少年仮面ライダー隊のスタッフを拉致した。本編ではライダーニーブロックも使いこなしている。設定では体から毒煙を放つ事が可能(劇中未使用)。
にせサイクロンとも呼ばれる。ショッカーライダーの専用マシンで、新サイクロンと同じ外観・性能を持っている。劇中ではNo.1のみが使用しており、92話では1号の新サイクロンと激しいバイク戦を展開した。また、93話でも使用しているが、2号とのバイクチェイスの末に破壊されている。
94話にて、首領がいるとされる筑波山へやってきた1号・2号を6人全員で待ち伏せしたが、大乱戦の末に1号・2号の新技・ライダー車輪を受け、互いに空中で激突して全滅してしまう。
怪人:岡田勝、佐野房信、中村文弥、岩本良子、大杉雄太郎、飯場昇、甘利健二、石丸強志、瀬島達佳、大久保利雅、新堀和男、滑川広志、他
脚本:伊上勝、市川森一、島田真之、滝沢真理、山崎久、長石多可男、塚田正熙、鈴木生朗、大野武雄、石森史郎、長谷川公之、平山公夫、山田稔、桶谷五郎(関口恭司)、石ノ森章太郎、丸山文櫻
※本作から仮面ライダーストロンガーまでの5作品はOPでの怪人声優表記と実際の怪人声優が異なることがある。これは予定した俳優の都合がつかなくなった為と思われるが、真実は不明。
※1 OP表記は中村文弥(サラセニアン)、甘利健二(ヒトデンジャー)、岡田勝(ドクガンダー)と、いずれもスーツアクターの名前になっており、声優の名前は表記なし。そのため、資料によってはサラセニアンの声優が「不明」と書かれていたり、中村氏の名前になっていることがある。
※3 OP表記は辻村真人、この回は元旦であるにも関わらず、休止されずオンエアされた(通常子供番組は正月の三ヶ日は他の特番の為、休止する事が多い。)。その甲斐あってか、この回の視聴率は30%に達した。
中京広域圏は名古屋テレビ放送が遅れネットで毎週日曜19時から放映していたが、1972年10月7日の第80話のみNET・毎日放送と同時ネットでの放映となった。この異例の同時ネットのいきさつについては、名古屋テレビ放送の沿革の項を参照のこと。
※番組撮影終了後100話記念と3号(V3)誕生を祝してスタッフ間で「われらの仮面ライダー」が上映された。内容は中江真司のナレーションによる「仮面ライダー」の総集編であるが配役紹介や視聴率紹介がなされ、スタッフ向けになっている。アイキャッチ間には「V3の変身ベルト」のCMと「マジンガーZのジャンボマシンダー」のCMが挿入されている。後年になり東映ビデオから「仮面ライダースペシャル2」として発売され(ZXとのカップリング)初めて視聴者の元に提供された。「仮面ライダースペシャル」のDVD化の際に本作は未収録。
梶哲也(担当怪人:ハエ男(人間態:宮裕之)、ユニコルノス、カニバブラー、スノーマン、さそり男、ギルガラス)
鈴木利秋(担当怪人:サボテグロン、アリガバリ、アルマジロング、ナメクジラ、黄金狼男、トドギラー、蜘蛛男、ガマギラー、イソギンチャック、蝙蝠男、死神カメレオン、アリキメデス)
山下啓介(担当怪人:ドクガンダー、ザンブロンゾ、エジプタス、ゴースター、ドクダリアン、地獄サンダー(鳴き声は鈴木利秋)、ヤモゲラス、エイキング、ムササビードル、サラセニアン)
上記の3作品は2003年12月5日発売の昭和の仮面ライダーシリーズの映画作品を収録した「仮面ライダーTHE MOVIE BOX」及び単品では2006年発売の「仮面ライダーTHEMOVIE VOl,1」に収録されている。
主題歌も大ヒットした。OP曲「レッツゴー!!ライダーキック」は当初は本郷役の藤岡が歌ったヴァージョンが使用されていた。当時は低予算で製作されていたため、藤岡本人が主題歌も歌うよう打診された。歌手の経験の全くない藤岡はそのために歌のレッスンに通ったという。その後、藤岡の降板により藤浩一(後の子門真人)が歌ったものに変更され、シングルの音源も差し替えられた[19]。また、一文字役の佐々木剛が歌ったヴァージョンも存在し、1998年発売のCD「石ノ森章太郎 男も泣けるTV主題歌集」にて発表された。2000年には2000ver.として新たにロック調にアレンジされ、藤岡とRIDER CHIPSによりカヴァーされている。また、2006年には関東のラジオ番組で新たに歌ったものが放送された。藤浩一による同曲は好評を博し、90万枚という1972年の日本コロムビアのシングルレコード売上では第3位(1位はぴんからトリオの「女のみち」の400万枚、2位はちあきなおみの「喝采」の130万枚 = いずれも数字は公称)、また当時の日本のテレビドラマ主題歌シングルでは最大のヒット曲となった[20]。経営悪化で一度は傾きかかった日本コロムビアは、この大ヒットシングル3枚で完全に立ち直ったばかりか、あまりの売れ行きにレコードの生産が追いつかないと嬉しい悲鳴となった。
なお、本作は日本の特撮ヒーロー番組としては初めて歌のみで構成されたアルバム『仮面ライダー!ヒットソング集』が制作された。収録曲の一部は挿入歌として劇中に使用され、番組を盛り上げた。特に「ライダーアクション」は評判が良かったらしく、第71話からエンディングテーマとして、第89話以降はオープニングテーマとして使用されている。
※1号と2号のテーマ曲分けとしては「レッツゴーライダーキック」両者、「ロンリー仮面ライダー」挿入歌「かえってくる仮面ライダー」が1号で「仮面ライダーのうた」「ライダーアクション」が2号の要素が強い。「かえってくる仮面ライダー」は新1号のテーマとして有名だが他にも劇場作品「五人ライダー対キングダーク」のEDや「パチンコ仮面ライダー」にも使用され、「ライダーアクション」は「仮面ライダーX」でも2号のテーマとして使用され、プレイステーションゲーム「仮面ライダー」の2号のテーマとしても使用。「仮面ライダーのうた」は「仮面ライダーストロンガー」時と「仮面ライダーBLACK」の特番時に2号のテーマとして使用された。
本放送当時、スポンサーであったカルビー製菓(現:カルビー)より発売されたスナック菓子、食玩。袋には「カルビースナック 仮面ライダー」と印刷されており、赤、白の縞模様を背景にライダーがサイクロン号に乗った絵が大きく描かれていた。これには「仮面ライダーカード」がおまけとしてついていた。このカードには表に作品中の登場人物や怪人の写真が、裏には様々な設定の説明文が印刷されていた。説明文は、企画段階の情報や児童誌向けの設定も多いため、TVに先行する情報がある一方で、実作品と比較すると奇異な印象を受ける文章もあった。カード番号は546番まで存在したが、同番号の異種カードもあり最終的に600種類近く発行されたと見られている。なお、初期発行分は105番までで、106番以降は新カードと呼ばれた。子供たちがカードだけ取って菓子を捨ててしまう事や、捨てられたスナックを小売店が回収し、事情の分からぬ親たちにカード無しで販売してしまう事も多く社会問題となったものの、ライダーカードは子供達の間で大変な人気となり、後のトレーディングカードの先駆けとなった。現在、数が少なく貴重な一部のカードには、かなりのプレミアがついている。また、後年本作がLDボックスとして発売された際に特典として復刻版カードが全種添付されていた。なお、菓子が捨てられたのは、甘口で子どもたちの嗜好に合わなかったことも原因と言われる。なお一時期、並行して「かっぱえびせん」が入った仮面ライダースナックも発売され、オリジナルの赤い袋とは異なり黄色い袋であった。また一ケース分(50袋)毎に一枚ラッキーカードと裏面に印刷されたライダーカードがあり、カルビーの会社宛に送付すると専用のカードアルバムと交換してもらうことができた。そのアルバムを入手するためにケース単位で購買する人も見受けられた。
仮面ライダースナックは累計で6億2000万袋を売ったという[21]。当時の定価は20円だったので、124億円を売り上げた計算になる。
本放送当時、ポピー(現バンダイ)から本作のキャラクター玩具の1つである「変身ベルト」が1500円(当時)で発売され、約380万個[22]を売り上げる大ヒットとなった。変身ベルトは次作『仮面ライダーV3』でも関連玩具のラインアップの1つとして発売され、以後の仮面ライダーシリーズの玩具のラインアップには欠かせない物になった。モーターで回る風車の羽に発火石が埋め込まれており、これが内蔵のヤスリと接触する事で火花が散り“光る”構造、これは先行してタカトクトイスから発売されたギミック無しの500円の変身ベルトとの差別化のためである。
元々ポピー(現バンダイ)では、タカトクトイスが先行して発売していたため、製造・販売する計画はなかった。しかし、当時のポピーの常務である杉浦幸昌が自分の3歳の長男のために、風車が光って回転するようにタカトクのライダーベルトを改造したところ、近所の評判になった。ここに商機があるとみて、社内の反対を押し切り販売された経緯がある。この際、1000円で十分な利益が出るベルトを、版権元がタカトクの500円ベルトとあまり差がないという理由で1000円では許諾せず、1500円で許諾した。このため本来1000円の物に1500円の付加価値をつけるため、ポピーは水野プロダクションにデザインを頼み、蛍光色を多用した派手なデザインしてもらった。このようにポピーの変身ベルトは版権元が要求したからタカトクのと差別化されたという一面がある。
本放送開始の年から35年目の2006年3月には、成人向けサイズで撮影用実物を意識した造形の「仮面ライダー新1号変身ベルト」がバンダイから発売され、仮面ライダーファンの話題を呼んだ。同年5月末までに8000個以上を販売した[23]。
「変身ベルト」とならんで、ポピーが発売した商品でシリーズ長期に渡って制作された。「サイクロン」のミニカーで仮面ライダーの容姿が変わると塗装変更される配慮がされたが基本的には同型の商品である。「新サイクロン」は未発売である。続くシリーズも制作され最後はバンダイから発売された仮面ライダークウガの「トライチェイサー」までが確認されている。
ストーリーモードは、番組の内容を追体験するストーリーと、ショッカー怪人を操作して勝ち抜き戦を行う「ショッカーストーリー」の2本が用意されている。
各ゲームモードをクリアすることで得られる「ポイント」を使い、仮面ライダーカードを意識した「デジタルカード」を収集することもできる。
原作『仮面ライダー』の続編にあたる作品として、小説『仮面ライダーEVE-MASKED RIDER GAIA-』が雑誌『特撮エース』に連載された。仮面ライダーV3 = 風見志郎から仮面ライダーZX = 村雨良までの後輩ライダーも登場し、テレビシリーズに準じた形で歴代ライダーと悪の組織との戦いが続いていたことが語られている(但し、あくまでもテレビシリーズとはパラレルワールドであるため詳細は不明)。
新たなキャストによる本郷猛と一文字隼人を主役に、本作を新解釈で映像化した『仮面ライダー THE FIRST』が劇場用映画作品として2005年11月に公開された。
藤岡弘の事故がなく、主役交代せずに物語が進んでいたらという仮定で描かれた小説作品『仮面ライダー 誕生1971』『仮面ライダーVol.2 希望1972』(和智正喜・著)が2002年、2003年にそれぞれ発表された。
ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全26巻が東映ビデオよりリリースされた。全話収録だが、当初は傑作選の予定だったため、収録順は放送順と一致していない。
^ 読売新聞1993年3月16日夕刊によると、これはスポ根ブームの影響で格闘技に徹したためだとされている
^ 後年の書籍に「本郷の前に仮面ライダー0号とでも呼ぶべきプロトタイプを製作したが、そのプロトタイプはその能力に耐え切れず死亡してしまい激しい良心の呵責に苦しんだ結果、ショッカーへの疑問を募らせていき後に脱走、その一方首領の激しい責任追及に耐えかね愛弟子の本郷猛を被験体に推薦してしまった。」という平山のストーリーが掲載された。
^ a b 新1号になる以前の映画『仮面ライダー対ショッカー』では既に変身ポーズを使って変身している。また、仮面ライダーメモリアル(LD及びビデオ作品)の中では、藤岡弘、自身のナレーションで「戦闘経験を積み重ねることによって肉体が変化した」と語られており、併せて「旧1号」を「第一形態」、「桜島1号」を「ヨーロッパ時代の第二形態」と呼称している。
^ 書籍等ではこの体側部のラインの機能について殆ど触れられていないが、一部で「強化改造型の証」「エナージコンバーターと繋がるパワーライン」との記述も存在する。
^ シャッターは無く、ベルトの発光から変身完了までの流れが旧2号のものよりスムーズかつ素早く表現されている。
^ 設定では48の必殺技をもつとされるが、ゲルショッカー編では強力な技をかなりの数登場させている。1回だけで終わったものも多いが、ライダー月面キック(月面宙返りを加えたライダーキックで2倍の威力を発揮)が唯一多用されている(89,90,95話)。ちなみに、地獄大使編で初登場した技で多用されたのは「ライダーきりもみシュート」(7回)と「ライダー反転キック」(3回)「ライダーヘッドクラッシャー」(2回)など。旧1号、旧2号も使ったシリーズ通しての代表技のひとつ「ライダー返し」は使用回数自体は多いがとどめとして使ったのはエレキボタル戦のみ。
^ 放送当時は多数の書籍が単にブーツと手袋が赤くなっただけで旧2号と同一のものと解釈しているようだった。なおスタイルの変更自体は1号との明確な区別を付ける為である。
^ 第3話、第14話、第15話の劇中のセリフにも、怪人を「幹部」と形容する箇所が存在する。当初、戦闘員のマスクやアジトの壁面が怪人ごとに異なったデザインとなっていたこと、またゾル大佐以降の指揮官を「大幹部」と称するのはこの設定に由来する。
^ トカゲロン配下の戦闘員のみ、(本編映像ではベレー帽タイプに統一されているが)覆面タイプの戦闘員もスチール写真のみながら存在する。第13話は再生怪人軍団の登場により戦闘員の出番は極端に少なく、トカゲロン配下の戦闘員が付けているトカゲロンのマークも本編の映像では見ることも出来ないほどでありこのスチール写真は極めて希少価値が高い。
^ 死神博士編に入ると額のマークは鷲を象ったショッカー汎用マークに統一される。藤岡の回復をギリギリまで待って撮影されたスノーマンの回では既にショッカーマークになっている
^ 仮に藤岡が降板しなくても、藤浩一(子門真人)に差し替えることが決定していた。日本コロムビアの音楽ディレクターとして数々のアニメソング・特撮主題歌を制作し大ヒットさせた木村英俊は、自著で以下の秘話を公開している。東映のテレビ製作部長だった泊懋(とまり・つとむ)が木村に「すでに現場でテーマ曲は制作したから」と言って、藤岡弘の歌ったテープを聞かせた。木村は「正直に言って、これでは売れませんよ。曲はいい曲ですが、歌に切れのあるパンチがないんです。ちゃんとした歌手で取り直しをして発売しますから、テレビも差し替えてくれませんか」と泊に頼み、あらためて子門真人で取り直し、爆発的にヒットしたのだという。木村はわざわざ「発売されているCDのライナー・ノートは間違ったことを書いているので、この場で訂正しておきたい」と断っている(木村英俊『THEアニメ・ソング』角川書店,1999,pp.60-61 ISBN-13: 978-4048531528 )
ウルトラマン(国産TVヒーローとして本作とは双璧を成し、対比される。また、ウルトラマンVS仮面ライダーにて競演)
万博記念公園(第7話「死神カメレオン・決斗! 万博跡」で撮影が行われている。ちなみに、万博記念公園の近くには制作局・毎日放送の千里丘スタジオが所在していた)
京楽産業 (一号・二号をモチーフにしたパチンコ台「CRぱちんこ仮面ライダー〜ショッカー全滅大作戦〜」を出している。またCMとしても放映されていた)
仮面ライダー龍騎(本編に登場する二人の主人公、城戸真司と秋山蓮の変身ポーズが、それぞれ1号と2号のものを踏襲している)
クウガ - アギト(劇場版)- 龍騎(カード・劇場版) - 555(人物・戦士・劇場版) - 剣(人物・戦士・劇場版) - 響鬼(戦士・劇場版・ED・OP1・OP2) - カブト(人物・劇場版) - 電王(劇場版1・短編映画1・特別版 - ヒーローショー - 劇場版2・短編映画2 - 短編映画3 - 劇場版3 - OP・ED) - キバ(劇場版・主題歌・関連)
[ ジャパネットたかたcm ソング の ライダー参考サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC

ジャパネットたかた 仮面ライダー - Wikipedia