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現在位置：asahi.comニュース社会事件・事故記事「ペットロスから襲撃」との報道 専門家ら疑問や反発（1/2ページ）2008年11月29日15時4分印刷ソーシャルブックマーク
元厚生事務次官宅の連続襲撃事件で、銃刀法違反容疑で逮捕された小泉毅容疑者（４６）は「小学生のころ飼い犬を保健所で殺されて腹が立った」と供述しているとされる。「何の罪の無い５０万頭ものペットを殺し続けている」と出頭予告でも書いた。専門家やペットを失う悲しみを経験した人たちは、こうした供述に戸惑い、反発を感じている。
捜査関係者によると、小泉容疑者は元次官らを襲った動機として、３４年前の小学生のころに家に来る茶色い野良犬「チロ」を飼うようになったが、保健所で処分されたとして、「犬の敵討ち」と供述しているという。
ペットを失った飼い主が精神や身体の不調にさいなまれることを、「ペットロス」「ペットロス症候群」と呼ぶ。深い悲しみに襲われ、不眠や食欲不振、息苦しさなどの症状が現れることもある。
だが、精神科医である横山章光・帝京科学大准教授（人間動物関係学）は、事件とペットロスを結びつけることに違和感を感じる。動機供述の報道にふれ、「ペットをきちんと飼っていれば前向きな感情が強まるはず。小泉容疑者が犬を可愛がっていたというのは本当の意味でなのか、と考えてしまう」。
今回の事件を横山さんは「家族を巻き込む意志があったところが異質」と指摘する。家族を巻き添えにする発想は、浮かびそうで浮かばない。「思いこみによる恨みだけではなく、その先にもう一つのねじれがあるのではないか。病理を感じる」と話す。
「子供のころの復讐（ふくしゅう）というのは、表面的な理由にしか見えない」と吉田さん。「こんな事件は許されない。ペットを失ったことのある人も心を痛めていると思う」
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[ ジャパネット たかたの ペット参考サイト]　 http://www.asahi.com/national/update/1129/TKY200811290072.html

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