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ジャパネット たかた タッチ (漫画) - Wikipedia
ジャパネット たかた 電子辞書 タッチとは 上杉達也、上杉和也は一卵性双生児。スポーツも勉強も出来る弟の和也に対して、何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は同じ中学・高校へ進む。「甲子園に連れて行って」という南の夢を叶えようと、1年生でありながら野球部のエースとして活躍する和也だったが、地区予選決勝の朝に事故で亡くなる。そして達也は和也の「南の夢を叶える」という夢を継ぐ。
高校野球と恋愛の2本を軸にしたストーリー展開で、性別や年齢層を問わず人気がある。分野は野球漫画だが、野球の経験がない人間にも受け入れられるのは、普遍的なテーマ性が作品全体に表れており、これは本作より先に『少年サンデー増刊』で連載して好評を得ていた『ナイン』の路線を踏襲したものである。
それまでは原作者を立てたり、隔週連載だったあだちにとって本作が初のオリジナルの週刊連載。タイトルのタッチはバトンタッチの意味が込められており、弟の夢を兄が受け継いでいくことを表わしている。この死者が生者を呪縛するテーマをもって漫画評論家の夏目房之介は、ラブコメの名作と評する一方で、『あしたのジョー』『エースをねらえ!』と連なる作品と位置付けた。この賢弟愚兄の設定は、あだち充と兄の漫画家・あだち勉の関係の反映という見方も存在する。バトンタッチ劇となる7巻までは連載当初から構想したもので、以後はストーリー展開が重くなるのをなるべく軽妙にしようとあだちが参考にしたのはテレビドラマ『池中玄太80キロ』であったという。
また途中時々出てくる「達也の悪夢」弟との比較がさまざまな形で出てくる夢が、約束でもあり超えるべき壁だった甲子園出場を果たしてからは一切出てこないなど長期連載中にひそかに張られた伏線とその解消がある。終盤では、柏葉英二郎監督代行とその兄、柏葉英一郎との気持ちの交錯も描かれた。
1970年代まで主流だった野球漫画のスポーツ根性ものの定石を否定、あるいはパロディ化するような面も見られる。たとえば、達也が甲子園出場間際に強豪ライバルとおぼしき面々が一堂に会して名乗りを上げるシーンがある。これは野球漫画のみならずスポーツ漫画によくあるシーンであるが、本作では「覚えきれない」としてこれらの面々がそれ以後描かれず切り捨てられている。甲子園で試合しているシーンも一切無い。また、最終回でライバルから再戦を要求されると達也は「疲れるから」と一蹴した。あだち自身も多く手がけた、『巨人の星』以降の梶原一騎的なスポ根熱血路線の野球漫画の世界を終焉させた作品という漫画史上の評価がある。
高校野球を題材にした恋愛漫画では、主である野球少年に対し常にマネージャーや観客としてヒロインは従の関係だったが、新体操のアイドルとしてヒロインを野球とは別の分野で大きく活躍させた点もそれまでに無いものであった。
上杉達也・和也兄弟、浅倉南らが通っている高等学校。所在地は東京都で、明青学園中等部も存在する。 制服のデザインは原作及びアニメと映画で異なり、原作やアニメでは黒のシンプルな学ランだが、映画ではグレーのブレザーになっている。
作中で存在が判明している運動部としては、野球部、サッカー部、バレーボール部、新体操部、柔道部、ボクシング部、テニス部がある。なかでも野球部の活動は盛んで、和也が1年生の時は甲子園地区予選準優勝、達也が3年生の時には甲子園で優勝している。これ以降甲子園からは遠ざかるものの、16年後に2度目の甲子園出場を果たした。
制作にあたり、1983年から1984年にかけて放映され、好評を得たあだち充原作のスペシャルアニメ『ナイン』3部作を担当した杉井ギサブロー、前田実といったクリエイターによりスタッフを編成し、東宝とグループ・タックが製作会社となっている。1985年12月22日放送で31.9%の視聴率をあげたのを始め、常に視聴率20%以上を稼ぐ人気番組となった。また、劇場アニメ映画が3作が製作された。
人気のみならず、質の面でも評価を受け、アニメ業界関係者によって選考される日本アニメ大賞・アトム賞を受賞。背景美術を担当して作品を支えた小林七郎美術監督も本作により美術部門最優秀賞を獲得した。野球漫画・アニメとしては巨人の星以来の大ヒット作となった。
本放送終了後、フジテレビが再放送権を喪失してからは、日本テレビにて再放送が度々放送されている(2006年、2007年と放送されていないが、日テレではないものの、後述する劇場版3部作が7月23日?25日にNHK-BS2で「夏休みアニメスペシャル」の枠として放送され、テレビシリーズは独立U局でも再放送される。)再放送は、夏休み期間の40日内の平日の午前中(多くの場合10:25?11:20まで)。最初の夏休みが1部と2部、次の夏休みが3部と4部。これを繰り返していた(これは作品のテーマでもある全国高校野球選手権大会の期間と同じである)。また、日テレ系列で再放送される際は放送時間の長さの関係でオープニングは短くエンディングは放送されない事が多かった。なお、フジテレビは再放送を行っていないが、CSではキッズステーションが長年放映権を取得している。
なお、同じ原作者による作品『みゆき』『陽あたり良好!』もフジテレビで本放送された後、日本テレビにて再放送が行われたことがある。また、和也が死んだ際にはスタッフで和也の告別式が行われ、和也役の難波圭一が弔辞を担当した。
第1期オープニングテーマ「タッチ」を筆頭に、岩崎良美が歌った主題歌がヒットした。レコード会社キャニオン・レコード(現・ポニーキャニオン)側は当初、プロモーションのため新人歌手の起用を提示したが、監督の杉井ギサブローがこれに抵抗。話し合いがもたれるうちにあだち充の世界を表現できる実力のある歌手ということで、キャニオン所属歌手の中から岩崎良美で落ち着いたのだという。第2期エンディングテーマ「青春」は1986年の第58回選抜高等学校野球大会の入場行進曲となった。第2期〜3期の移行ではOPとED双方の曲に使用期間にズレが生じているが、OPの主題歌表示は「青春」を使用していた回を含め「チェッ!チェッ!チェッ!」「約束」になっており、その理由は諸説あり今も不明。第4期オープニング・エンディング(エンディングは最終回まで)のみ夢工場が主題歌を担当した。また「タッチ」は現在でも高校野球のヒッティングマーチの定番とされているなど人気は高く、その後数々のカバーがされている。なお、朝日新聞2007年8月13日夕刊によると、あだち充の母校前橋商業高校では「タッチを演奏すると負ける」と言われ全く使用されていなかったが、2007年に解禁されたことが報じられた。この際、あだちは「遅いよ」とコメント。
OP・ED曲や出演声優の日高のり子・三ツ矢雄二・難波圭一の他、音楽部門全体を担当した芹澤廣明・ミス南コンテストグランプリの浅倉亜季などの楽曲も使用された。タッチの楽曲は劇場版を含めカバーが多いため、複数の人物が歌っている曲も多いが、劇場版からの流用以外はBGMを含め音楽全般を網羅したCDボックス「タッチTVシリーズ音楽編」に収録されている物を基準とする。現在カバーバージョンは殆ど廃盤の為入手はかなり困難だがTVシリーズのDVDボックスに特典として一部が収録されており、アマゾンなどで入手可能。
その他、最終回では後番組の初代OP曲「陽あたり良好!」(浅倉亜季)がTVから流れている形で使用されている(逆に「陽あたり良好!」では初期放送で数回「雨の中のワンボーイ」が使用されている)
テレビアニメ版のスタッフとキャストによる劇場版だが、原作に忠実だったテレビアニメに対して、オリジナル要素を織り交ぜて再構成されている。(例えば、新田が第1部にも登場、野球部マネージャー・西尾佐知子は名前が児島悠子に代わり教師(野球部部長)役として登場(第2部で退職し、第3部には登場しない)、新田の妹・由加が出ていないこと、南が新体操を辞めて野球部のマネージャーに復帰したことなど)製作は、東宝、フジテレビ、グループ・タック、旭通信社など。東宝系で公開。また、主題歌もアニメ版とは違い、ラフ&レディ(「背番号のないエース」)、ブレッド&バター(「さよならの贈り物」)、THE ALFEE(「君が通り過ぎたあとに」)が担当した。
1987年6月1日にフジテレビ系列で19時30分から20時54分までの月曜ドラマランド枠で放送された。南役は1986年に開催されたミス南コンテストグランプリの浅倉亜季。達也と和也は男闘呼組の岡本健一が一人二役で演じた。プロデューサーは岡正、音楽は芹澤廣明がアニメと共通だった。その他のスタッフ、キャストは以下のとおり。
長澤まさみの出身地(静岡県磐田市)をバスの運行エリアとする遠州鉄道が、ICカード「ナイスパス」利用者を対象に、当映画の試写会に抽選で招待するキャンペーンを行った。また、浜松市のTOHOシネマズでは「ナイスパス」提示による当映画の料金割引も実施した。
子供向けに翻案したミュージカルが上演された。坂上忍(上杉達也・和也)、工藤夕貴(浅倉南)、林家こぶ平(現 正蔵)(松平孝太郎)出演。 ストーリーは原作に準拠していたが、オリジナルの歌が入るため、原作の雰囲気とは大きく異なる(「テニスの王子様」のミュージカル版のようなもの)。
上杉:越後(現・新潟県)の戦国大名上杉謙信が有名である。元々上杉の姓は、作者あだち充の出身地群馬県(旧国名:上野)の関東管領・上杉憲政が名乗っていた。後に、越後守護代・長尾景虎が上杉憲政の養子となり、関東管領職と上杉姓、「政」の一字を賜り上杉政虎となった(のち輝虎、出家後に謙信)。
浅倉:越前(現・福井県)戦国大名朝倉氏から名前を一字変えた。なお、変えた一字は朝倉氏と同盟した近江(現・滋賀県)戦国大名浅井氏の字と同じであり、そこからとったと推測される。
第2部終了時に放送された総集編I・IIでは全て過去に放送されたシーンでありながら、一部に台詞や口調が違っていたりする場面が見られるため、アフレコのみ再度録り直されている物と思われる。ちなみに、本放送で和也が亡くなった時に霊安室で達也が言ったセリフ「きれいな顔してるだろ、死んでるんだぜ…それで…」の「で」が聞き取りにくかったこともあり、テレビ局に「亡くなった人を『それ』扱いとはひどい」などといった苦情が寄せられてしまった(原作ではちゃんと『それで』となっていおり、収録の時に声が若干聞き取りにくくなってしまったらしい。総集編では、撮り直されてはっきりと『それで』となっている。
原作の最終話の最後の数コマで明青学園が甲子園で優勝したことが明かされている(達也の部屋に優勝記念の盾が飾られている)。また、南もインターハイ新体操で個人総合優勝を果たしている。
吉田が日本に帰ってきた後、すぐに公式戦に出場しているが、実際は転校・編入生はよほどの事情がない限り、1年間は公式戦には出場できない(帰国子女という事情から認められる可能性がないとはいえないが、それでも同じ地区の別の学校ではよほどの事情に当たるかは微妙なところであろう)。
なぜか明青学園は、春のセンバツの予選である秋季大会には出場しない。ただし、ライバルである新田明男のいる須見工はセンバツに出場して準優勝をおさめている(決勝戦での敗因は新田のエラー)。
また、「みゆき」と「陽あたり良好」の間にも、鹿島みゆきにナンパを試みる美樹本、青華高校の女生徒を不良から助ける高杉(その後間崎も登場する)などのシーンがあり、この3作は同時期・同地域で展開されているものとみられる(ただし、「陽あたり良好」の舞台である明条高校は県立高校であるのに対し、青華・明青は東京都内(さらに青華高校は中野と練馬を結ぶ京王バスの路線沿線であることまで判明している)にある)。この他にも、これら3作品が相手の作品でCM以上の演出をしている(「みゆき」の中では鹿島みゆきと若松みゆきが「陽あたり良好」のアニメ放送(実際に放送された8チャンネルではなく4チャンネルになっている)を見ているシーンなど)。
明青学園はこれ以降甲子園出場からは遠ざかることになるが(後のテレビスペシャルでもその低迷振りを見て取れる)、16年後に2度目の甲子園出場を果たす(あだちの後作「KATSU!」にて語られるものの、実況のみである)。
明石家さんまが本作品の大ファンである。それだけでは特に珍しくもないが、さんまの場合、トーク中に頻繁に南の台詞を口にする。ただし、その台詞(「タッちゃんったら、何にも分かってないんだから」と言って、ジュースの缶を蹴る)は実際には存在しない(さんまが出演したおしゃれイズムにて、タッチファンのスタッフが現存するタッチのビデオ・DVDすべてをみて確認した結果判明)。その時さんまは、「あれは俺の中の南ちゃんが結晶化してできたものだから」と語り、現実には存在しないとした。
大阪・北陽高校に上杉達也と同姓同名の選手がいる。チームのキャプテンとして2007年の春のセンバツ出場を決め話題を集めている。なお、投手もこなすが本職は野手である。母親が本作のファンだったことから命名された。あだち充は「大変名誉なこと」と喜び、「上杉達也」選手の活躍にエールを贈っている。また、兵庫県に「上杉達也」と同姓同名の選手がいた。山崎高校の野球部に所属し、チームのキャプテンを務め、地区大会を勝ち抜け県大会出場をした。小学生から野球をし、常にタッチの話題が先行し、本人は名誉と同時に迷惑でもあったという。
また、双子のお笑い芸人ザ・たっちの名前は、母親がこの作品から考えたものである。ただし、母親が2人に命名した時は、まだタッチの連載途中で達也はダメな兄の状態だったため、兄の名前を「達也のようにダメな兄にならないように一文字変えて『たくや』とした。しかし、その後和也が途中で亡くなってしまい、逆に達也が甲子園を目指す高校球児となり心身ともにカッコよく変わっていったこともあり、若干後悔しているらしい。


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